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tobira
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photography & bookmaking

​ぬまた ゆり

​NEWS

​2023/09/30
「この水のゆくえ」(2023)アップしました。
​2023/04/16
ループ写真展に参加しました。
まとりかりあ写真教室横浜  「私の物語​ フォトブックと写真展」

ご来場ありがとうございました。

2023/01
インスタグラムはじめました。『写真とことば』をテーマに投稿していま​す。
Instagram:yuri_photographier
2023/01
ホームページ開設しました。よろしくお願いいたします。 
Portforio

Portforio

雨音はわたしを閉じ込める

滴の粒がわたしを映す

この水がながれていく先は ・・・

古い町 小さな川

海にそそぐ 少し手前の​ ・・・

思い出せないかもしれない(2022)
忘れるってなんだろう。この思いにとらわれていた。

見たもの、思ったこと、忘れたくなくて書き記す。書いてもやがて、忘れている。

それでも、思い出そうともしていないことが、風の匂いや夕日を照り返す木の葉に浮かんでくることがある…

地図に古い港を見つけた。雨の日足を運ぶと、使われているのか、うち捨てられているのかわからないものや舟がひしめいている。手招きされるように歩を進めた…

横浜野毛は夜の古い繁華街で、猥雑なイメージもあった。コロナで少なからずダメージをうけた町だ。自粛要請がとけるころ訪ねると、お店の開店準備をする人の姿があちこちにあって、働く楽しさ、町に人が行き来する喜びが伝わってくる…
生まれたふるさとの町や、生活している町とは違うある町に、ゆかりができた。大きな神社、通りに並ぶ古民家、造り酒屋――引かれるように私は、何度もその町を訪ねた…
旅行先ではない、生活圏にある古い商店街。カメラを手に訪ねると、日常から離れたような感覚があった。遠くに来たような気分になってみる…

井戸に落ちる夢を見た。

幼い日のことだ。繰り返し見る夢だった。今日も見るだろう、と思いながら眠る夜には、ふわりと落ちた…

ここに来たのが どうしてなのか 思い出せない でも知っている

 水を汲む音 草いきれ …

遠くからかすかに 聞こえる 足音

そっとたどって そっと さがす…

旅より遠く2019

礼拝堂の彼女は一心に聖典を読んでいた。

窓の外の雨も見学者のざわめきも彼女にはとどかない…


DSCF4127 のコピー.jpg

たからものは、どこ。

わたしは探している。誰かの埋めた財宝ではない、わたしだけの、何か。

ずっと以前から探していた気もするし、カメラを持つようになってからのようにも思う。

色のない風、目覚めたばかりのような光。古い本の、言葉と言葉の間に眠っているようなもの。

そっと手に取って、明日のわたしに送り届ける。

写真はわたしの、宝探しのノート。

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